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太陽光発電+蓄電池+被災地雇用

とても興味ある記事の出会いました。岩手県陸前高田市に太陽光発電システムと大規模な定置型蓄電池を設置し、電力を大船渡市や住田町に供給していくという「環境未来都市構想、復興特区」の事です。

津波の被害を受けた陸前高田の市街地は地盤沈下に見舞われており、居住エリアに戻すことは容易ではありません。一方の大船渡市は水産工場やセメント工場などが集積しており、電力需要は十分に見込めます。農業や林業が盛んな住田町では電力消費だけでなく、農林業の新しいモデルを模索していくそうです。
 

現状の計画では、陸前高田の平野部に210メガワット(メガは100万)の発電能力を持つ太陽光発電所と630メガワット時の蓄電池を設置し、3市町の電力需要の60%を自給する。残りの40%はこれまで通り東北電力の供給を受け、60%を超える余剰電力が発生した場合は東北電力に販売していく。
被災地に蓄電池産業の萌芽 日経ビジネス 2011年9月12日(月)


大船渡市か陸前高田市には、蓄電池(想定している蓄電池はリチウムイオン電池の量産工場を建設するそうで、合計で年間1ギガワット時に相当する蓄電池の製造工場で、2000人の雇用創出が期待できるようです。

太陽光発電+蓄電池+被災地雇用、今の日本の課題、
     ● 被災地の復興
     ● 産業競争力の強化
     ● エネルギー自給率の向上
     ● 地球環境問題への対応
等を同時に解決できそうな夢に溢れた提案です。
 

新しい首相がリーダーシップを発揮できるような、統治制度ではありませんので、国に期待するのではなく、3市町が連携して新しい街作りを目指しているところが、頼もしい限りです。
 



関連記事:再生エネ法が可決

 

関連情報:光吸収100倍の太陽電池を岡山大が開発
グリーンフェライトGF.jpg

光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授のチームが「グリーンフェライト(GF)」と名付けた酸化鉄化合物を使って開発している。
 この太陽電池はこれまで吸収できなかった赤外線も発電に利用できる可能性がある。池田教授は「赤外線は熱を持つものから出ている。太陽光以外に、火を扱う台所の天井など家中、街中の排熱でも発電できるかも」としており、2013年の実用化を目指す。

 

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