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プレゼンテーション力と情報発信力の関係

昨日は、福島第一原子力発電所の現状についての、当局のプレゼンテーション力の評価について、暴言を吐いてしまい反省しております。自分が不勉強なだけでした。

当局の記者会見は、世界各国に対して相当の情報発信力を持っていたことに驚かされています。昨日以来、中国を除いて原子力発電施策を見直しているようです。

主要国の電源別発電電力量の構成比.jpgドイツでは、2021年を目処にすべての原発を停止する予定でしたが、前倒しして停止することを検討するそうです。

相当なパンチ力です。

ベトナムでの原発受注は困難となるかもしれません。

T電のやる気のなさ及び危機感のなさは、十分な力を持って情報発信できています。実際の危機的状況を遥かに超えて、不安を煽り立てています。

T電の社長は、今の広報チームの交代を考えているかも知れませんが、将来の原子力発電・太陽光発電の事を考えると、今のままのチーム続投が適切だと思います。

現地で燃料棒廃棄処理されている方々におかれましては、健康被害に十分留意されて、奮闘されることを祈ります。

周辺環境は、3.7ミリシーベルトであり安全だと専門家は主張しています。安全だと主張するなら、自ら燃料棒のそばまで行ってバケツで水を掛けて欲しい。危険な場所や、危険拡大要因のある状態を、危険な状態、すなわち安全ではない状態と言います。安全な場所もあります。事はよく判っています。

安全な状態とは、ヘリコプターや高圧放水車で水を掛ける状態でしょうか。見せて貰えば判りますし、安全か安全でないかが分からない状態の事を、危険な状態と一般的には言うと思います。

この原子力発電所を建造したゼネコンに昔在籍していました。妻子のいない志願者を募り、交代で現地作業をしているそうです。

関連記事:■ 小田急線の計画停電

■ 特報:原発事故、「揺れではなく津波が原因」と東電社長 ケンプラッツ 2011/03/13

東京電力の清水正孝社長は3月13日夜、東北地方太平洋沖地震発生後に初めて記者会見を開き、
福島第一原子力発電所1号機が被災した原因を「地震による揺れではなく、
想定外の津波が非常用電源にかかり機能しなくなったため」と説明した。

>>>>>>>>>>原子力発電所の津波対策

■ シャープ、被災地に太陽光発電システム250台寄贈   日経 011/3/17 20:26

シャープと新神戸電機は17日、東日本巨大地震の緊急避難所に太陽光発電システム250台を寄贈すると発表した。太陽光さえあれば発電できる独立電源として活用してもらう。それぞれ容量180ワット時の蓄電池を備えており、携帯電話の場合、120台を約1時間で充電できるという。

■ 東日本大震災:福島第1原発事故 3、4号機の燃料プール沸騰 冷却急務に 毎日新聞 2011年3月17日 東京朝刊

■ 米、原発80キロ圏に退避勧告 情勢悪化で独自判断 長崎新聞03/17 

■ 福島原発、最悪「レベル7」も 米シンクタンク指摘  山陽新聞 2011/03/16

世界の核関連活動を監視する米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は15日、東日本大震災に伴う福島第1原発の事故について「状況は相当悪化した」との見解を発表、事故・トラブルの8段階の国際評価尺度で上から2番目の「レベル6」に近く、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ最も深刻な「レベル7」に達する可能性もあると指摘した。

  米科学者らでつくる「憂慮する科学者同盟」は同日、事態が悪化すれば、より多くの放射性物質が東京にも拡散する可能性があると表明。最大の懸念材料として、施設内の放射線量が高くなり、作業員による原子炉を冷やす作業が難しくなっていることを挙げた。

 経済産業省原子力安全・保安院は国際評価尺度で上から4番目の「レベル4」に相当すると評価している。福島第1原発では、2号機で爆発音があり原子炉格納容器の圧力抑制プールが損傷。4号機でも爆発音がして火災が発生、外部に高濃度の放射性物質が漏れたとみられている。

 ISISの所長で物理学者のデービッド・オルブライト氏は「福島第1原発の衛星写真や報道、米軍や日本政府が測定した放射線量のデータなどを総合的に分析した」と話している。

 福島第1原発事故をめぐっては、フランスの原子力安全局も、「レベル6」に相当するとの見解を示している。

 

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