価値観の多様性

こんにちわたいらです。

 

夫婦関係、仕事関係、お友達関係など、

あらゆる場面で皆さん感じたことがあるでしょうこの「価値観の相違」。

 

昔偉い人がこう言ってました。

 

もともとー何処吹ーくー他人だからぁぁぁぁ価値ー観ーはーイーナーメーナーイー

 

言ってた人、ってか書いた人は大好きなんだけど「価値観は否めない」はあまりにも誤った日本語。

「価値観はすれ違う」くらいだったらきれいに乗っかったと思うんだが?

 

で、なんで今回こんなテーマかと申しますと、

昨今「情報商材」そのものが詐欺みたいな風潮があってですね。

いささかそれは乱暴なんではないか、と思うんです。

 

「コンサルティング」というのも本質的には似たようなもんですよね。

私も一応マニュアルという成果物報酬を原則としているものの、

ノウハウを売り物にしている以上本質的に上の2つとさほど変わりません。

 

私とお客様の間には基本的に価値観の相違が当たり前に存在します。

「マニュアルを作りたいんだけど手伝ってくれない?」と言われるよりも

「マニュアルを作ることで多くの問題が解決できますよ」と提案することの方が多いので。

 

だから私にとっての営業活動は、多くの場合

マニュアルに対する価値観を共有する必要があるわけです。

そうしなければご飯が食べられなくなり、雑草博士になります。

 

 

一方、特に私生活においては価値観を共有する必要が無い場合があります。

  1. ユニクロの胸ポケ付きのTシャツ@1,800
  2. 「しゅーぷりーむ」ってロゴTシャツ@150,000
  3. 「しゅーくりーむ」ってロゴTシャツ@6,800

3.については販売者側に悪意がある場合、価値がないことを説いた方が良いかもしれません。

が、1.と2.についてはどうでしょう。

圧倒的に1.の方が相対的に価値があると思っている人が多いかとは思います。

だけど¥150,000でも欲しいってマニアがいるから2.はその値段が付いてるわけです。

 

この場合は1.と2.のどちらの価値が上かを決めるのは消費者本人です。

この溝は容易には埋まらないし、急いで埋めようとすると喧嘩になって終わりでしょう。

自身の価値観を他人に強要してもいいことはありません。

 

まだ記憶に新しいマスクやトイレットペーパーの転売騒動においては

消費者需要の足元を見て3.に近い手法を取ったが上に社会問題になったわけですよね。

 

最終的に何が言いたいかと言いますと、あからさまな悪徳業者を除いて

モノやサービスの価値は供給者と消費者の間でのみ共有すべきことであり、

外野がとやかく言う問題では無いということです。

 

もちろん¥150,000のTシャツを息をするようにポチポチする夫に対して

まてまてってならない妻はそうそういないと思います。

しかし論点を価値観の相違に置くとこじれがちなんですよ。

家計への影響を論点に置かないといけない。

 

情報商材も健康食品もTシャツもジャニーズもディズニーもパンケーキも一緒。

消費者本人がそれで満足するのならその価値観の多様性を認めてあげましょうよ、と。

それでいて本当に消費者の身を案ずる立場にいるのなら

供給者側の倫理感を疑い、頭ごなしに否定するのではなく

一緒に確認作業をするくらいの気構えを持ちましょう。

 

 

諸々自戒の念を込めて。

でわでわ

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